大橋清貫学園長(三田国際学園)が育てる国際社会を生き抜く力。今注目されている「相互通行型授業」とは?
大橋清貫学園長(三田国際学園中学校・高等学校)は、すべての教科でグローバル対応の授業を実施するなど、世界標準の教育がこれからのグローバル社会の道を切り開くために重要と考え、2015年に校名変更と共学化で教育改革を行いました。グローバル社会で活躍する力を培うために、国際共通語の「英語」や多様な他者とつながり合える「コミュニケーションスキル」、科学を論理的に解する「サイエンスリテラシー」、情報技術を活用できる「ICTリテラシー」、そしてこれらの知識・スキルに裏付けられた「考える力」を実践の柱として、アクティブラーニング形式の『相互通行型授業』を展開しています。
中学では、同校のオリジナリティーある授業が凝縮されている『本科クラス』と、中2からは英語や理科教育の充実に加えて、生徒の興味・関心に応じたテーマについて2年間の研究活動結果をまとめ学園祭でプレゼンテーションを行う『基礎ゼミナール』があります。この2つのクラスで子どもたちの自由な発想力を伸ばしています。
また、『インターナショナルクラス』では週10時間の英語授業を行うほか、副担任にはネイティブの先生がつき、常に英語に浸る環境を用意しています。論理的思考力を養うためにも、週1で行うサイエンスラボでの実験実習や、サイエンスツアー、フィールドワークなど、理科教育にも力を入れて、好奇心をかき立てるプログラムをさまざま用意しています。
同校は入学時に生徒の英語力を問わないため、流暢に英語を話す帰国子女もいれば、これから学習を始める生徒もいます。学級副担任はネイティブ教員なので、日常的に生きた英語を学ぶことができます。英語の授業は能力別にAdvanced、Intermediate、Standardに分かれ、ネイティブレベルの生徒がいるAdvancedでは、数学、理科、社会科の授業もネイティブ教員がすべて英語で実施しています。
どちらのクラスにも共通するのは、一方的な講義形式ではなく、先生と生徒、生徒同士が意見を交わしながら答えを導く『相互通行型授業』です。01 疑問、02 仮説、03 検証、04 結論という論理的なプロセスをたどりながら、相手の発想を受け止め、自分の考えを発展させながらコミュニケーションを積み重ねることで、グローバル時代に必須となる「自ら考える力」が養われていきます。
「三田国際学園の生徒には、日々の学びを通して、持続可能な社会を作っていく一員であることを理解し、将来その貢献者として認められるようになってもらいたいと考えています。この願いこそが、本校の目指す世界標準の教育の出発点です。本校に入学したすべての生徒が、いつの日か、『今の実力は中学・高校時代を通して身につけた』と胸を張って言えるように。学び考えた日々が、人生における得難い貴重な時間であったと振り返ってもらえるように」。そう願う大橋清貫学園長の強い想いが三田国際学園の授業に生かされています。
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